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なぜ京都にはフレンチレストランが多いのか。


祇園の街並を歩いていると、古めかしい料亭に並んで、町家を改築したフレンチレストランをよく見る。
新しいお店が殆どなのだけれども、「なぜ祇園にフレンチレストランがあるのだろう。」と、ぼーっと考えていたことがありました。

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京都に行ったことのある人は分かるかもしれません。京都は昔ながらの料亭が多いのはもちろんのことですが、フレンチレストランがぽつぽつと市街地にも、郊外にも広がっているのです。

「本当にそうなのかなあ」と思いながら、ある日、グルメ系サイトを見ながら、実際に件数を数えてみました。
すると色々と面白い結果が見えてきました。

日本の人口上位15都道府県を調べる中で、イタリアンレストランの件数に対して、フレンチレストランの件数が平均42.5%。

東京都39.4%

神奈川県37.0%

大阪府30.9%

日本で”イタ飯ブーム”が起こって以来、日本にイタリアンレストランが多いことは皆さんご存知だと思いますので、この数字はある程度想定の範囲内かなと思います。

しかし
京都府70.2%

圧倒的に京都府は、イタリアンレストランに対してフレンチレストランの数が多いと言うことがわかりました。

イタリア料理と言えば、魚介、トマト、フレッシュチーズ、ハーブをたっぷり使ったような、新鮮なイメージがあると思います。魚と肉の違いはあれどカルパッチョは日本で言えば刺身、打ちたてのパスタは、日本で言えば江戸の挽きたての蕎麦といったように、海に囲まれた国同士の食事は非常に似ている点が多いため、日本人の舌には、イタリアンが合うのだと思います。

逆に、京都は、なぜフレンチレストランが多いのか。

答えは京都が内陸地域にあることだと思います。イタリアと比べ、フランスは内陸国であり、南仏や、北部の海沿いを除いては、新鮮な魚介などを調達することができません。古くから、彼らは、それらを保存する為に乾燥させたり、熟成させたり、発酵させたりと、あらゆる保存方法を考えて食文化を豊かにしていきました。また、魚介ではなく、たくさんの根菜を育てることができたため、「ポトフ」などといった料理がポピュラーになったのだと思います。「ポトフ」はいわば、京料理でいう、「野菜の炊き合わせ」と似たようなものだと思います。

もちろん全てが全て同じわけではありませんし、文化的、歴史的な影響を受けた物もたくさんあると思うので、一概に言う事は出来ませんが、内陸国であるフランスの料理が、大阪と違って内陸にある、京都に住む人々の口にあっていたり、食材で似たものが多かったりするのだと思います。

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少しデータを補足しましたが、このようなことを、京都の祇園を歩く中でかんがえてました。

今の世界中の料理は、「イタリア料理」「中華料理」ないしは、「東南アジア料理」などといったように、エリアや国で分けられていることが殆どですが、近い国同士も料理が違うことはよくありますし、日本の中でも東西の料理が全く違うように、もっと新しい料理の体系化ができるんじゃないかな、などとかんがえたりしていました。

例えば、メキシコ料理と中東の料理は非常に似ています。

メキシコの主食はトルティーヤ、中東の主食はアラビアパン。もっと言えばインドの主食はチャパティ。全て小麦粉やトウモロコシ粉でつくられた薄焼きクレープが主食とされています。

それらにメキシコの人たちは牛肉と野菜を挟み、中東の人々はラム肉と野菜をはさみ、インドでは、カレースパイスにつけられた鶏肉につけて食します。

もっと言えば、メキシコの「ワカモレ」というアボガドのペーストと、中東でよく食される「ホムス」というひよこ豆のペーストも、食材こそは違いますが、調理法はほとんど同じです。

これらの国は、全て赤道の近くにある国々です、おそらく気候が似ているために、同じような食文化が発達したのだと思います。

といったように、国単位やエリア単位ではなく、気候や地形、保存技術、文化、歴史など、いくつかの変数を組み合わせさえすれば、いちいち「イタリア料理」「フランス料理」というように何百種類も分ける必要はなく、
「熱帯気候の内陸料理」+その地域で取れるスパイス=「○○料理」
といったようなシンプルなものを10種類くらい見つけ出せば、ある程度の料理をカバーしてしまうのではないか。という仮説が生まれました。

僕自身、料理も食べることも大好きです。常に新しい食べ物と触れてきて、「日本で食べる外国の料理は本当に正しい物なのか」という疑問がありました。

昨年の11月、僕はフランスでブイヤベースをすすっていました。

衝撃でした。僕がいままで食べていたブイヤベースはそこにはなく、だし汁と魚がきっちり分けられたブイヤベースの姿がありました。

イタリアで食べたパスタは、僕らがいままでレストランで食べていた、小さなお皿にちょこっと乗っているものではなく、豪快な漁師料理そのものでした。

その時、自分はまがい物を信用して生きてきたんだと確信しました。

本当の美味しさを本当の食の感動を世界中にシンプルに伝えることができるようになれば、どんなに素晴らしいことか!と考え、僕は日本を発って、色々な世界を見続けることにしました。

そして、今年の4月23日に日本を出発し、アジアから世界をぐるっと食べ尽くし、新しい刺激に触れ続けることにしました。

現在、一時帰国していますが、また再出発しますし、帰国前までの「本物の味」に出会い続けた衝撃をまだ書き残していなかったため、毎日1記事を目標に書き続けていきたいと思います。

僕の旅のルールは1カ国1週間がリミット。その時間の中でどれだけ多くのことが吸収できるかは自分次第ですが、こちらにその吸収した様子を書き残していければなと思っています。

 

ブログには、毎日の様子と、国やエリア、緯度や経度、地形気候といったようなさまざまな視点でのまとめ、それらを書いていきたいとおもいます。

肝心な食べ続けてきたモノの写真は、ブログではなく、主にFacebookで扱っていこうと思っています。もし僕みたいな自称グルメの仲間などがいましたら、こっそりと見て頂ければ幸いです。

 

それでは、よろしくお願い致します!下からFacebookページへと飛ぶことができます。


Published in 料理

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