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想像以上に豪快、そしてフレッシュ。ホーチミンで見た食事。


ベトナム料理といえば、フォーや、生春巻きといったものを想像するだろう。
というよりも、タイ料理や中華など、他のアジア料理に比べてなじみの薄い、ベトナム料理。ベトナム料理のレストランもなかなか日本で見る事は少ないし、ベトナム人を街中で見る事もなかなかない。

 

この国にはどんなものがあるのだろう。それとも、食べた事の無いようなフォーが食べられるのだろうか。

そんな心持ちで日本を出発し、まず最初にやってきた場所が、ベトナム・ホーチミン。

4月24日に到着し、5月1日までの7日間の旅程。この7日間でどれほどのものを消化できるか、ということをかんがえていると、もうワクワク感が止まらなかった。

 

「とりあえず、死ぬほどフォーや生春巻きでも食べてみるか。この国は、そういった食べ物がウマいのだろうから。」

この予想は半分あたりで、半分ハズレだった。
生春巻きはフレッシュだが、それを超えたフレッシュさが、ベトナムの食卓にはあった。

もちろん、フォーはうまかった。さっぱりとした鶏肉ガラでだしを取ったPho Ga(フォー・ガー)や、濃厚さもある牛肉でだしを取ったPho Bo(フォー・ボー)は、澄んだスープに、米で出来たつるっと食べられる麺が入っている。

どちらかというと、麺料理というよりかは、スープ料理という感じがした。


夜の屋台で食べたフォー。隣に座っていたおじさんが食べ方を教えてくれた。
「ホイセンジャンを入れ、フレッシュなハーブをいれて、食べる。たまに揚げパンを浸して食うとうまいんだよ。」

言葉は分からないけど、なんとなく伝わった。


翌朝に食べたフォー。今度は、市街地をはなれて地元民が食べているフォーを食べてみた。麺が多いのと、上に好きなトッピングをのせられるのが、ベトナムスタイル。とにかく豪快な料理が多い。ここにも、フレッシュハーブががつんと、置かれていた。

これは、COM(コム)という、現地ではPHO(フォー)よりも親しまれている食べ物。簡単に言えば、ぶっかけ飯みたいなもので、自分は、インゲンの炒め物と、臓物と野菜の炒めをかけてもらった。

ベトナムといえば、豚レバーなどの臓物のイメージが強い。フォーにも、炒め物にも、良く使われる。肉もなかなか新鮮で、血なまぐささは感じられない。

味付けは至ってシンプル。塩胡椒に、ナンプラーと、おそらく味の素が使われている。ベトナムは味の素大国だ。なんでも味の素を使う。

 

彼らはこういった食べ物を屋台で、ささっと注文して、右手にフォーク、左手にスプーンを持ち、器用に食べる。

ベトナムはとにかく屋台が多いから、弁当や、レストランで食事をする労働者はほとんどいない。バイクで立ち寄って、腹一杯になって、そそくさと立ち去る。まるで福岡の人間がラーメンを食べるように感じた。

 

 

ベトナム、特にホーチミンは海産物や、農産物が豊富で、沢山のフレッシュな食材が送り届けられる。なので、食べ物を保存しておくなどということは、あまりしない。

ホルモンなどが多いのも、新鮮な食肉が流通している証拠だろう。

 

ただ、肉や魚は無造作に並べて売られているし、野菜もどんな虫がついているかは分からない。これは途上国ならでは、である。

気温30度を超える炎天下に肉も魚も置かれているのだから、生食はもちろん、そのまま焼いて食べるのも中々怖くてできたもんじゃない。

 

だが、食には、たくさんの知恵が込められている。
彼らは、安全に食べ尽くすため、豊富なフレッシュハーブとともに肉や魚を食べるのである。

Banh Xeo(バイン・セオ)というベトナムスタイルのパンケーキ。中には、野菜や豚肉が入っている。これにもたっぷりの野菜とフレッシュハーブが添えてある。

ベトナムはとにかく、炭火で焼かれた貝がうまい。
このつぶ貝にも、ナッツが振りかけられて、フレッシュハーブが添えられる。

 

ベトナムというと、誰もが、「パクチー」を想像すると思う。パクチーを彼らは山盛り食べていると考えがちだが、実際にはほんの少し、飾りで添えられるだけである。
実際には、このつぶ貝に添えられた、「タデ」という酸味のあるハーブや、バジル(日本で食べるバジルとは全く違う。苦みがある。)、ミントや、ドクダミなどといったものが添えられる。

 

このハーブは、なかなか独特で、はじめて食べる人たちには、中々堪え難いものがあるかもしれないが、日本人が刺身を食べるときに、わさびをちょっと付けて食べたり、生肉を食べるときに生姜醤油で食べるのと似たようなものと考えれば、分かりやすい。

 

豊富な、旨い食材を、フレッシュに旨いまま食す。日本の漁師料理のようなスタイルが、ベトナムにはあった。

そんな、想像以上にがっつりフレッシュな、ホーチミンで出会い続けた食事を7日間にわたって記録していこうと思う。

 


Published in 料理

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