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こっぺ食堂 in Saigon


初めて食べたBanh Xeo(バインセオ)は、ベトナムを思わせる本当にフレッシュな食事で、初めて外国で、外国人に作る料理はドキドキした。

ホーチミン滞在3日目。この旅には、1つの個人的なルールをつくっていた。それは、「現地で必ずアウトプットをして次の国へと向かう」というルールで、僕がやり続けていた、「こっぺ食堂」を必ず1カ国1回は行うというもの。
はじめは場所を借りたりなどは、難しいので、今回は、宿泊先にて、ホストやその友人に料理を振舞うことに。それが、やっと今日やってきた。

異国の地で料理をつくるなんてことは初めてなので、買い出しから調理まで、どうやっていけばいいのか、なかなか難しいなと思いながら、今日は地元の市場で買い出しをしたりすることに。

といっても夜までは時間はたっぷりあったので、午前中は、市街地を離れ、ホーチミン市民が住んでいる住宅地方面へと向かう。

覚えたベトナム語は、「カイネイ!(これください!)」という言葉くらい。笑

美味しそうな食べ物を見つけたら、指を指しながらとりあえずこれを言えばなんとかなる。

今日は、どんな世界を見れるのだろうと、ワクワクしながら午前10時すぎ、家を出た。

「おお、やっと旅がはじまったな!」
市街地を巡る事ももちろん、色んな場所に触れるには良いコトかもしれないけど、やはり旅の醍醐味は、知らない地でふと合う偶然の積み重ねなような気がする。

昼のアジアはそこまで治安は悪くないけれど、カメラは出さず、携帯電話でこそっと写真をとりながら、貴重品は持たず、現金とカードを1枚だけ持って、出かける。

歩いて30分ほど。はじめてのアジアの一人歩きに少々おびえながらも、たくさんの生活の様子が見えてくる。
バナナ売りのおじさんが、バナナを売らず道に座り込んでいたり、ベトナム人が日本人である僕をじっと眺めてきたりと、執拗に物売りをしてくる市街地のホーチミンとは、まったく違う景色がそこにはあった。

さらに30分ほど歩くと、おもしろいものが。ベトナムにてはじめて見つけた遮断機。電車は、長距離輸送手段として使われるのみで、現地はバスがメインなので、これを見る事は中々ない。

狭い道を歩いていると、とにかくバイクが突っ込んでくる。ガスの臭い、生ゴミの臭い、そしてバイクの騒音、ホーチミンをいろんな感覚で楽しみながら、歩いていくと、大きな道に出た。

「腹減ったなあ。」
気付けば時間は12時すぎ。ぐるっとホーチミンの住宅街を廻り、市場があると教えてくれた方へと向かいながら、なにかウマいものがないか探し歩く。

「そういえば、フォーを食べていないなあ。」実は3日目にもなるのに、フォーをまだ食べていなかった。でもフォーはみんなが知っている食べ物なので、あまり早くありつきたい、というのはこの日にはなかった。

何か新しいものないかなあ。と、進んでいくと、「Vietnam Pancake」と書かれたお店を見つけた。

おお、ベトナムパンケーキってなんだ!ベトナムってココナッツミルクなどを料理に使う事がおおいので、パンケーキはおいしいスイーツなのかな、それとも、食事としてのパンケーキなのかな。とりあえず入って確かめてみたくなった。

店へと入ると、店員が3人。ここはもう大通りなので、日本人だ!というような顔はされない、慣れた手つきでメニューを持ってくる。

「パンケーキと、このヌードルと、生春巻きをください。」といって3つ注文すると、「お前、食い過ぎだろう!」というような怪訝な顔つきで見てきた。

この顔が不思議でしょうがなかった。

Goi Cuon(ゴイクン)が到着。海老と豚肉、ニラ、レタスなどが入った生春巻きがきた。ピーナッツの特製ソースで食べる。

うまいなあと、思いながら食べていると、何かがテーブルに運ばれてきた。

オムレツのような物が到着した。
一瞬なんだ、と思ったが、周りのテーブルにもどんどん運ばれているのをみて、「これがパンケーキか!」と思った。

周りの客の食べ方を見る。「どうやら、このエゴマの葉で巻くみたいだな。」

中を開いてみた。モヤシ、エビ、豚肉などが入っている。どうやら卵焼きみたいなものかな。

巻いて見る。汁がたれてくるので、ピーナッツのたれを付けて、すぐ食べる。

うまい!!

米粉の生地なのか、これにココナッツミルクと、色づけになにか黄色いものと、ネギが入っている。お好み焼きを野菜で巻いて食べるようなものだ。

気づけば一瞬でなくなっていた。エゴマやドクダミなどを挟んで、さっぱりと食べる。まさしくベトナムの朝食にはぴったりな料理なんじゃないかなと思った。

そしてシメは、Bun Bo Hue(ブン・ボー・フエ)という料理。一見フォーのようだけど、ちょっと違っていて、麺が、平麺ではなくスパゲッティのようなストレート丸麺で、牛肉のだしが使われている。これはシーフードも入っていたけれど、ベトナムにはめずらしい、パンチのあるガツンとした味のある麺だった。

外の気温は33℃。涼しいクーラーの利いた店だからこそ、このヌードルが食べられる。

ベトナムの食事は思った以上にウマいぞ。

ベトナム人にびっくりされた量だったが、ペロリと完食。お会計を済ませて、もう少しで着きそうな市場へと向かう。

ベトナムでは、市場のことをcho(チョー)という。市場には必ず、「cho xxx」といったように、通りの名前等がついていて、日本でいうと、商店街みたいなものだ。ベンタン市場も、cho Ben Thanhだ。

先ほどの大通りから、また道を進み、狭い道へと入っていく。

中々見つからない。こういった看板もVODKAという文字しか分からない。
もしかして道に迷ったのか??

などとかんがえていた所、向かい側になにやら、市場らしきものを発見。

だけども、バイクが邪魔でなかなか通れない。横断歩道なんてものは、この国で成立していないので、そろそろとぶつからないように歩く。

裸のおじさんがお出迎え。向こうにはいろんな食材が広がっている。

全身赤色のタイツをはいたおばちゃん。これは衝撃だった。

やっと市場についた。歩いて3時間ほど。ぐるっと遠回りをしたけれど、観光地ではない、現地の人が通う市場にたどりつけたことは嬉しかった。

無造作にいろんなモノが置かれている。日用品、野菜、フルーツ、肉、などなど。

ここでは、本当にベトナム語以外は通じないだろうなあ。などと考えながら、歩いていく。イタリアンとかが好きだ!とルームオーナーが言っていたので、それに合うような食材を探していく。

とにかく色んな食材が並べられていた。大量のレモン、モヤシ、野ざらしの肉、など、はじめての風景に、鳥肌が立った。

肉屋。日本とは違う、酸っぱい臭いが全面的に広がっている。「腐っているんじゃないかなあ。」とかを思いながら歩き、

「カイネイ!」という一言を頼りにして、色々と材料を買っていった。

野菜、肉、魚と買う事ができた。6、7名のパーティーだったので、なかなか量を調整して買うのが難しかったけれど、なんとか。。

3時すぎに帰宅。7時くらいに来るから、と事前に伝えられていたので、早速料理をはじめることに。

日本の料理がたべたいというのと、イタリアンが好きというのを事前に利いていたので、それをかんがえながら、料理を始める。

大根おろし。ゆずやカボスがないので、ライムでなんとか代用するしか無い。

天ぷらをつくろうと思った。しかし、天つゆも難しい。カツオブシもイリコもないこの国で、だし汁に使えられるのは、中国産のシイタケだけだった。

シイタケをなんとか使いながら、天つゆをつくることもできた。

最初は4人が到着。僕を含めた5人でパーティーがはじまる。フランス人、スペイン人、イタリア人がそろい、英語、フランス語、スペイン語、と色んな会話が流れていた。

僕は緊張しながらも、なんとか料理を作り終えて、着席!

「カンパイ!!イタダキマス!」

という言葉を教えて、みんなでその言葉を唱えながら、食事しはじめた。

鶏肉、まぐろをグリルにして、天ぷらは、ベトナムでとることができる野菜やキノコなどを。花ズッキーニの花の天ぷらなど、日本では、中々見る事の無い料理をつくれた。

「おいしいよ!おいしい!このマグロも最高」!

僕にとっての、はじめての海外での「こっぺ食堂」。朝から食材の買い出し、調理と不安なことがおおかったけれど、外国の地の舌にはあってくれたみたいだった。
赤ワインをあけてくれて、ぐびぐびと飲む。

いろんな話をした。みんなの彼氏、彼女などの話、仕事の話、日本の話、こんな環境で、こんなにも外国人とだけ会話をするようなことも僕にとってははじめての経験だった。

これからどんなものが待ち構えているのだろう。

若干な不安と、いろんな期待が頭にあふれていたら、疲れてしまった。

10時すぎには、僕はつかれて、部屋で寝てしまっていた。

明日は、なにをしようなどを考えずに、気づいたら、朝になっていた。


Published in こっぺ食堂

One Comment

  1. kemy0x0 kemy0x0

    めっちゃお腹すきました◎
    久しぶりに拝見させて頂いたら、やはりとっても面白い。
    無事再開できてよかったです。

    次回楽しみにしてます◎

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