2012年、スリランカ・コロンボからインド・チェンナイに渡って4日目。
デング熱に感染しました。このページでは、デング熱およびデング出血熱に発病、入院、治療までの全てをまとめておきます。
2012年の5月19日から、6月1日までの14日間の記録です。
2週間にわたって、デング熱闘病記を書かせていただきましたが、これは自慢したいわけでも、慰めてもらいたい訳でもありません。
アジア・南米・アフリカ地域に初めて向かう全ての人に向けて、2つの想いを込めて書かせていただきました。
一つ目は、知らない国には、思っている以上に危険な病気が隣り合わせにあるということです。
僕はある程度下調べをして、出来る限りの予防接種を受けて日本を発ちましたが、それでも知らないコトだらけでこのような事態になりました。この記事を読んで、生半可な気持ちで海外をぷらぷらしてほしくない、そういった思いを込めて書かせていただきました。
・任意保険には必ず加入すること
・予防接種は必ず受けること
これは僕からの絶対のお願いです。今回保険に入っていたので大丈夫でしたが、2週間の治療だけでも100万円近い金額が治療に充てられました。保険に入っておらず支払いができなければ自腹どころの話ではなく、そもそも治療をおこなってくれません。くれぐれも注意してください。
二つ目は、情報収集の手段として使ってほしいからです。
海外で一人旅や、家族旅をする方は、現地の情報を中々取得することができません。デング熱だけではなく、現地の治安情報、文化などは、外務省の危険情報や観光雑誌だけでは全く情報が足りません。こうして、僕の記録を読んでいただく事で、もし不足の事態に陥ったときなどに活用してほしいなという想いがあります。僕自身も沢山のブログを書かれている方に助けられた事がありました。情報入手手段、危険地域、交通手段、情報の種類は幾多にも上ります。
是非、海外に向かわれる全ての方に、読んでいただければなと思います。僕の例を読んでいただくことで、何かしらの解決方法につながるはずです。
5/19 デング熱に感染、1回目の通院記録。
5/20-22 いったん回復した後からの急激な容態悪化。
5/22 病院のたらい回し、インドの入院制度など。
5/23 入院から症状の宣告まで。
5/24 デング出血熱と診断。痛みに耐える日々。
5/24-26 病状が更に悪化。今回のヤマ。
5/27-6/1 回復から後遺症や日本への帰国など。
今回入院した病院は、インド・チェンナイにあるアポロ病院という病院でした。詳細は各ページに書かれてありますが、入院後は大変親切に処置対応してくださいました。インドの病院入院はいろいろと手続きが面倒です。一人でやろうとせずにいろんな方の助けを借りてください。任意保険に入っていれば、通訳などを付ける費用も保険が降ります。そういったものは全て活用しましょう。
もしご家族が病気に感染されて、このブログにたどり着いた方がいらっしゃいましたら、すぐに現地の大使館や、領事館などに気軽に連絡してください。本当に日本は素晴らしい国です。これでもかというくらいに助けてくださいます。
ユーラシア大陸食べ歩きの記録ものせてあります、是非お時間があれば読んでいただければ嬉しいです。
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(2014/9/2更新)
デング熱が東京都内で発生したというニュースが報道されております。デング熱や出血熱に関して、気になることなどありましたらお気軽にご連絡くださいませ。
Mail: fk.koppe [a] gmail.com(@に変換してください)
大変な苦労、お疲れ様でした。私も海外に行くこともあるので参考になりますし、こういう情報をシェアするのは素晴らしい事だと思います。さらなるご活躍、期待しております。
ちなみに、
一度渋谷の食堂にお邪魔した事があります。
パワーアップして再開される日をお待ちしております。
はじめまして。
闘病記を読ませていただき、今、感動のあまり
コメントを書いている次第です。
まずは回復されて何よりです。
ゆっくり養生してください。
自分は東南アジアのリゾートに行くのが好きなのですが、
他人より蚊に刺されやすい体質なので、かなり注意しています。
それでも数カ所は刺されてしまうんですけどね。
海外で自分が病院に行ったことも、親を病院に連れて行ったことも
ありますが、その時に実感するのは任意保険の重要性でした。
貴重なご経験と情報をシェアしてくださり、ありがとうございました。
[…] デング熱の感染により日本に帰国してから3ヶ月。 […]