Skip to content →

作者別: admin

デング熱の恐怖3 症状編


デングの症状があらわれて四日目。

 

突然のデング熱感染発覚からの入院命令。アポロ病院へ向かう。

しかし、ビザの日数不足で入院を断られ市立病院を紹介された。
India - Chennai - Velachery - Tansi Nagar from the MRTS

 アポロ病院を追い出される。

「トゥクトゥクが来たよ。ほら、乗りな。」

 

「はい。。いろいろと。。ありがとうございました。。」

 

運転手に、この病院に行ってくれ、と手書きで書いたビラを見せる。

向かう道中。外は40度のはずなのに寒さにふるえる。

 

 

 

腹痛もまたやってきた。骨も痛い。

 

 

 

 

 

 

 

「着いたよ。」

 

気がつけば、外は真っ暗になっていた。というか、いつ暗くなったのか全く思い出せない。何分くらいトゥクトゥクに乗っていたんだろう。

病院にひとまず到着。4階建てのそれほど大きくない病院だった。

 

 

 

入り口がわからず、辺りをうろうろする。

 

バックパックを担ぎ、やっと寝れるんだということを考えると、最後の気力が振り絞れた。

 

 

「とりあえず今日の寝床かあ」

 

 

入り口を見つけた。ガラスのドアを開けて中へと進む。

 

辺りは一杯の患者。

 

診察が進まず、夜の7時になっても捌けないのだ。

 

 

(診察終了になってしまったら、今日寝る場所がないぞ、、、)

受付の人に病状を話した。とりあえず座って待っててくれと言われる。

 

 

 

30分待つも、何も起きない。

 

 

背中がいたくて、とうとうバックパックを置いてねっころがる。

 

だいぶ楽だなあ。

 

ただ、これで診察時間が終了したら本当に洒落にならない。

また受け付けに向かう。

 

「アポロ病院から回されたんだけど、話通ってないですか???」

「Mr.Fukuzakiさんですか?ああ、すいません連絡きてました。こちらへどうぞ。」

「やっとベッドに寝られる!お金はなんだっていい、環境もなんだっていい。この辛い環境から抜け出させてくれ!」

 

 

入院フロアへと案内された。小さな病院だから、この部屋は三つのベッドのあるだけの部屋だ。

「とりあえず、ここに座っててね。先生を呼んでくるわ。」

 

 

デング熱に感染した話をすると、看護婦さんも大急ぎで対応してくれた。

「この薬と水を飲んで。少し楽になるから。これはあなたの水だからたくさん飲んでね。」

 

看護婦さんが笑顔で迎えてくれた。ふっとはりつめていた気持ちが緩んだ。

 

「ここのベッドは1500円。個室は3000円。今のうちに決めておいてね。」

 

 

 

病院のたらい回し。

院長が到着。触診と問診をうける。

「病状を伝えてくれ。」

「骨が痛い。耳がはち切れそうだ。頭がふらふらして、また熱が出てきた気がする。腹痛と下痢がすごいんだ。」

 

 

熱をはかる。

39度6分まで上がっていた。朝は37度だったのに、なんでこんなに急に熱が????

 

 

 

「どこから来た?家族は来ているか?職業は?なぜインドに?」

 

インドなまりがひどい英語で聞き取れない。

 

「ゆっくり話してもらえますか?頭が痛くて早口をきけないんです。」

 

質問に一つ一つゆっくり答えた。

 

 

 

 

「話にならんなこの患者は。」

え?

 

 

もうなんだかわからない。

「お前は一人で来たんだろ?インドの入院規定は、家族なり誰かなりが同伴することだ。一人で入院は認められん。第一、俺の英語を一回で聞き取れない患者は話にならん。認められん。」

「帰れ。」

 

 

 

何を言っているんだ?この人は。。。

 

 

「だから、お前はこの病院には入院できないということだ。いいな。」

「ち、ちょっとまってくださいよ!本当に動けないくらい大変なんだ。だいいちホテルはチェックアウトしてしまったし、アポロ病院にここにいけと言われたからきたんだ!帰れって言われて簡単には帰れない。今日1日どんどん体調が悪化するんだ、デング熱はいつなおるんだ?それも分からずに追い出されるわけにはいかない!」

最後の体力を絞って、こう答えた。

 

 

 

 

 帰るあてもないのに。

「お前、紙をもってるか?」

 

 

さらさらと何かを書いている。何か他の病院を紹介してくれるということか?でもこの時間だぞ。

 

 

 

「お前は、いまから薬局に行け。この薬を飲めば体調は良くなっていくはずだ。規定は守るべきだ。一人のお前は入院できないということだ。」

 

優しく院長が伝えてくる。だが、ここで「はい。」と言ったら入院できずに終わる。しかもビザも切れる危険性がある。

これから長い時間をかけてホテルに戻るわけにはいかない。だいいち、ホテルに空きがあるかどうかも分からない。

 

「ちょっと、っちょっとまってくれ!今からホテルをブッキングして自力で向かう体力も気力も無いのにどうすれば良いというんだ!紹介された病院だから渋々きたのに、このような扱いをするなら、しかるべき機関に報告した上、責任を追求することになる。目の前に40度近い熱を出している患者がいるのに、一人でガタガタと揺れながら走るトゥクトゥクに乗って帰れというのですか?」

 

 

 

 

これが最後のチャンス。どうにかなってくれ。。

 

 

 

 

「お前は入院させられない。以上だ。帰れ。責任なんて俺にはない。お前、これだけしゃべられるなら元気じゃないか。それなら、帰れるよ。車の用意くらいはしてやる。ホテルの前で待ってるから、それに乗って帰れ。以上だ。カネはいらん。ほれ、いけ。」

 

 

 

 

再び突き放された瞬間。気力がゼロになった瞬間だった。

 

涙がこぼれた。泣きながら、ホテルを後にする。トゥクトゥクが待っていた。

 

 

「このホテルに行ってください。」

 

今日チェックアウトしたホテルへと戻った。なんとか部屋は空いていたため、泊まる事ができた。

 

 

もう自分だけでどうにかできる段階じゃなくなった。親に相談し、チェンナイ大使館へと連絡してもらった。

 

 

 

ホテルに帰って水を飲む。飲んだ水が一瞬にして汗となって出てくる。涙もでてきた。悲しい訳じゃなくて、もう体中が痛いのだ。

 

 

 

その日も、1時間寝ては1時間起きるの繰り返し。体の痛みがこれまで数日とは比べ物にならないくらい大きくなってきた。

 

 

 

 

 

一人、部屋で呻く。「ううううううーーーーー。ううううううーーー。」

 

 

 

 


Leave a Comment

デング熱の恐怖2 回復?編


5月20日、インド滞在5日目。

 

昨日の夜、ホテルに帰ってから両親や友人にskypeで連絡。

「とりあえず、血液検査らしい。今の所風邪だって言われている。でもよくわからない。きついし痛い。」

 

友人がいろいろと調べてくれた。インドにはデング熱が蔓延する時期だと言う事や、チクングニヤ熱という病気も蔓延しているという話。

 

僕はもうそれどころじゃなかった。とりあえずベッドで寝て処方された薬を飲む。

 

何の効果も無い。本当に治るのか?

 

 

それにしても腰の骨、背中の骨、足の骨の痛みがひどくなってきた。寝返りをうつことすら辛い。宿の冷蔵庫に貯めておいた飲み物だけをとにかく飲んでは下痢をだし、その繰り返し。

 

 

1時間寝ては1時間起き、びっしょりと汗をかく。着替えてまた同じ事の繰り返し。気付けば朝になっていた。

 

 

20日、日曜日。病院は休みだ。夜は少し楽になる

 

朝になっても起きる気力はない。だけども、本当に良かったのはインターネットが使えた事。知り合いと連絡もとりあえるし情報収集もできる。幸いにも枕を重ねて頭をあげ、指を動かしてパソコンを操作することはできた。

 

 

昼2時。

ルームクリーニングの人が来てくれた。宿のスタッフ同士で連絡をとりあえているからか、水を大量に置いて出てくれた。何かあったらフロントに至急連絡してとのことだ。

 

 

夕方4時。

保険会社からの連絡があった。昨日は支払いは立て替えなくて良いというのに立て替えさせられた。かつ、症状を事細かに聞いてくる始末。こっちはそれどころじゃないっての。話にならないから電話を一方的に切る。連絡の取り合いを家族に頼んだ。

 

寝ては置き、水を飲んでPCを扱うの繰り返し。フロントからの電話が数時間に一回かかってきたが、寝返りを打つのが辛く、音がなっている間に届かない。

 

気付いたら寝ていて、夜になっていた。薬が効いて眠くなったのだと思う。気付いたら夜の10時になっていた。

 

「あ、だいぶ楽になったなあ。」「もしかしたらこのまま体調が良くなれば23日の香港行きに間に合うかもしれないな。」

 

そんなことを考えていたと思う。

 

ただ、食欲は湧かず、とりあえず水を飲む。冷蔵庫に入ってたセブンアップが唯一の栄養源。

 

そしていつの間にか就寝。

 

21日(月曜日) だいぶ楽になった。病院に行かずに経過観察することに。

 

起きてだいぶ楽になった。もう熱も38℃あたりをうろうろとするようになり、薬が効いたのだろうと思った。

 

だけど、腰から首までの背骨がまだ痛む。早く治ってくれないかなあ。と。

 

月曜日以降に血液検査の結果を取りにきてくれ、という事だったが、あの数時間病院で待たされる事を考えると病院に行く気が全く起きない。

 

ネットで調べて見ると、全く同じ症状になる病気を見つけた。チクングニア熱という病気は2日高熱が出た後、1週間くらいで回復するという。デングに似ている。

どちらにせよ、熱帯熱マラリアではない限りは、1週間で治る病気がほとんどだ。今は3日目。だいぶ楽になってきているころあいだろう。

 

12

 

 

どうせまた、「風邪だったなー、薬のんでおけ。」と言われるのがオチだと思った。その数時間かけてでも行く気力は全く起きず気付けば薬がまた効いてきて寝てしまった。

 

寝たり起きたりを繰り返していると、また夜になっていた。

 

 

22日(火曜日) 宿を延泊。体調改善で明日チェックアウト予定が、突然の電話により。。

 

翌朝、首痛と膝の痛みが出てくるものの、なんと熱は37℃まで下がった。

「寝違えただけかな、、?熱が下がったということは体調良くなった!?」

 

家族と相談。大事をとって明日チェックアウトし、香港にとりあえず迎えそうなので、その予定にすることに。

 

(意外と体調良くなったな。三日熱マラリアだったのかな・・・?)

 

薬を飲んで、汗かいて寝ればたいていの病気は治ると自負しているので、今回もその通りになってくれたのかな。。。?

 

とにかく謎だったが、なんとか熱が下がってくれてひとまず安心。

 

 

スカイプで友人などと連絡をとっていると、突然の電話。保険会社から。

 

 

「あなたはデング熱に感染しているとの報告がありました。病状悪化と他人への感染の危険があるので、いますぐアポロ病院に向かって入院してください、とのことです。」

 

 

 

 

 

何を言っているのかよくわからなかった。

 

もう、こんなに体調良くなってきているじゃないか。今更なんで入院しなきゃいけないんだよ。

 


でも、こればかりはしょうがない。とりあえず病院へと向かうことにした。

 

 

急遽昼間すぎにホテルをチェックインして、自らバックパックを背負い宿を出る。なんと、病院に行く旨を伝えるとフロントスタッフが病院まで同行してくれるという。

 

 

インドにも優しい人は沢山いるものだ。

 

 

 

 

病院に到着。また、この見慣れた景色。気温は40度。びっくりするほど暑い。病人が集うこの場所にバックパックをかかえた日本人がまた来てしまった。

 

 

「とりあえず車を止めてくるから行っててくれ。」

 

 

海外の大きな病院には、「外国人専用個室窓口」なるものがある。僕もそこへと向かう。

 

 

到着すると、ガラス張りのドアの先には談笑する2人の男性と警備員。また嫌な予感。。

 

 

ドアをあけて挨拶。

 

「こんにちは。」

 

 

。。。

 

 

「こんにちは。」

 

 

。。。

 

返事が無い。

 

 

「今日入院しろと言われてきたんだけど、○○さんいます?」

 

 

 

「いないよ。」

 

 

。。。

 

「会いたいんですけど。」

 

 

。。。

 

 

「とりあえず並んで。」

 

 

 

。。。

 

 

そこには1つの個室に並ぶ10名以上の外国人ら。白人が多かったと思う。

 

 

待つ事1時間。車を置いてきたホテルのスタッフと一緒に待つ。

 

 

「Kohei Fukuzakiさんですか?」

 

 

「私は病院の外国人専用スタッフです。あなたがデングに感染したとのことで入院の手続きが必要です。あそこの個室に入ってください。」

 

 

ガチャっとドアをあける。(といっても)

 

 

 

まだ談笑してる。この人たちは仕事する気あるのか?

 

 

 

「はい、とりあえず保険とパスポート。」

 

 

付帯保険の入ったクレジットカードとパスポートを渡す。

 

 

「クレジットカードじゃねーよ。」

 

「これ付帯保険なので、これが保険証の代わりになるんですよ。保険会社の人が言ってました。」

 

 

こいつ頭おかしいんじゃねえのか、みたいな顔をしてくる。とりあえずどこかに電話をかけている。

 

 

。。。

 

 

。。。

 

 

。。。。

 

 

 

30分待たされた。

 

 

「これ保険じゃねーよ。写真付きの、あんだろ、保険カード。」

 

「いや、だからこれがそうだって。。。」

 

 

今まで何してたんだよ。。。また隣のやつと談笑し始めた。

 

 

 

扇風機が体にさっきからあたる。

 

気温が40度なのに、なぜか寒くなってきた。なんでだ。

 

 

ブウブブブウブブブブブ

 

 

経験した事の無いような腹痛が襲う。腸炎になった時よりもひどい腹痛が突き刺さってくる。

 

 

「ごめんなさい、扇風機とめてもらっていいですか….」

 

 

止めてくれた。すると、パスポートを今度は読み始める2人の職員。

 

 

「お前、ビザはどこにあんの?」

 

 

「ここだよ。インド入国時に10日間のアライバルビザを取った。」

 

 

「なんだ、このビザ。見た事ねえよ。普通何か貼ってあんだろ。」

 

 

「最近こういうのができたんだよ。」

 

 

「ふーん。」

 

 

「とりあえず、お前は帰れ。」

 

 

 

 

 

 

。。。

 

 

 

 

 

。。。。

 

 

 

 

。。。。。。

 

 

 

ハ????????

 

 

「お前は入院できない。あとビザの残りが2日しかない。入院は最低でも数日間が必要だ。」

 

 

 

ハ??

 

 

「帰れ。」

 

「はい、次の人〜」

 

 

 

「え、え、え、え、ちtyちょっと待ってくださいよ。入院しろと言われたから来たんですよ?」

 

 

「ビザが切れるのは問題だ。」

 

 

「いやいや、どうしたらいいんですか?」

 

 

「2日以内に出国する事だな。第一、お前が入院するとか言う話、聞いてねえぞ。」

 

 

え?エ?

 

 

先ほどのスタッフが戻ってきた。事情を説明すると、どうやらとにかくビザの期限は絶対で、入院は認められない、申し訳ないという。

 

 

次第に体調が悪くなってきた。背中が痛くて座るのが辛い。腹痛がマックスになってきた。

 

 

 

「じゃあ、どうしたらいいんですか…….」

 

 

 

「トゥクトゥクを手配した。この私立病院なら受け入れてくれるから、そこの病院に言ってくれ。私が紹介状を書くから。私に出来るのはそのくらいだ。」

 

 

 

「はぃ。。。」

 

 

体力が一気に奪われ、気力も根こそぎ取られてもう従うほか無かった。

 

スタッフも次の仕事が入ってしまい、もういない。一人きりだ。

 

 

 

 

トゥクトゥクに乗って、指定された病院へと向かうほか、僕の選択肢はなかった。

 

(続く)

 

(この話は2012年5月にデング熱に感染したときの話です。)


Leave a Comment

デング熱の恐怖1 感染編


あれは悲惨な経験でもあり、自分にとって良い経験でもあったなあと思う。

インド・チェンナイ滞在4日目。宿を郊外から都市部に変更する予定で、チェックイン前の朝から。(ツイートは日本時間なので、実際は-3:30。)

 

突然の体調悪化

この頃は、まだ「ああ、また食べ過ぎて体調崩したな。」などとしか思っていませんでした。タイ、スリランカと辛い食べ物の国の2連続の後に、インド。少し体を休ませようと、今日はホテルでゆっくりしつつ昼過ぎに外に出て面白い食事を探すか、というプランでした。

 

前の宿のチェックアウトを住ませてトゥクトゥクで30分。次の宿に変更。ポイントが溜まっていた事もあって外国資本の宿に泊まる事ができた。

 

昼時になり、外に出る。

 

インド人庶民の昼飯は、すごく貧しい物だった。およそ5ルピー(7円)で食べられるカレーの屋台に人々が群がる。

わずかな米やチャパティ(小麦粉の素焼きパン)に汁だけのカレーを少し浸して食べる。これで終わりだ。屋台を囲み立ち、5分くらいで済ます。

 

「おお、やっとインドらしくなってきたな!」

 

こういう食事を食べてみようと思い屋台に近づいていく。その時、全身から湧き出る汗とは対照的に悪寒と筋肉痛。寒い。これが冷や汗か。

 

何かおかしいと思いホテルに帰る。

 

食べ過ぎて腸炎か、食中毒かを起こしたかな。筋肉痛という事は38-39度くらいの体温か。今日は日本から持ってきた薬を飲んで寝ようと思った。

そして部屋に戻ると、猛烈な下痢。腹痛がとまらない。

食事をとらなきゃ、とりあえず電話して部屋に料理を運んでもらう。(結局何も手をつけられなかった、、)

 

 1時間経過後、いわゆる「インフルエンザ」をこじらせたときのような痛み。関節がぎしぎしと押さえつけられるような痛み。この時点から「おかしいな。」と思い インターネットで調べ始める。    

さらに1時間半経過後。マラリア・デング熱は、東南アジア・南アジアを旅するということでもちろん覚悟はしていた。どうやら症状は似ているらしい。

加入していた保険会社に電話をして、近隣の良い病院を調べてもらう事になった。

 

病院が決まり、事前に通知をしてくれた。ありがたい。

「ただのカゼだよ。デングには感染していない。」

宿のスタッフが本当に親切だった。フロントへと降りる。

 

「体調を崩して高熱と全身の痛みがある。至急アポロ病院に行きたいのでタクシーを手配してほしい。」

 

「それは大変ですね!スタッフのサポートは必要ですか?」

 

「お願いします。。相当きついので。。」

 

タクシーにておよそ20分ほど。アポロ病院に到着する。周りは薄暗くなりかけ、

「もしかしたら入院するのかな。入院すれば安心だ。」

などと思っていた。

(写真はネットからの拾いものです。同じ景色だった。懐かしい。)

https://plus.google.com/117274623980068859256/about

より。

Apollo Hospital, No. 21, Greams Lane, Off. Greams Road, Chennai Apollo Hospital

 

その考えが甘かった。ここはインドだ。

 

病院に到着。まずは受付を行う。

 

 数百人の列。

 

昔聞いた事があった。海外の病院は最悪だ。特にインドは最悪。何もかもの常識が通用しない、と。

 

 

5時に受付をするも、先生に会えたのは7時。

これもすごく高待遇だったのだ。

 

まず、

1.受付にて重傷だと伝える。(しかしインドの大病院は重傷の人しかこない。)

ここで1時間半経過。いくら待っても呼ばれる事は無い。熱をはかった。なんと39.5度。これはしんどいわけだ。

2.日本人の旅行者だと伝える。(これは本当に役にたつ。日本に感謝。先人に感謝。)

これで先生のいるフロアに直接行く事がかのうになった。待合室で待たなくてよい。

 

ここでもう僕は体力の限界だった。通路に座り込み、ヒザをかかえて痛みに耐える。この間もずっと筋肉痛と関節の痛みはひどくなってくる。

 

すると、光が見えた。フロアでも数十人がその先生を待っていたのだが、症状の悪さを見てすぐに診察してくれるという。

 

部屋に入り、もうしんどいから寝かせてくれ、とベッドに寝る。

 

 

「症状を説明してください。」

「骨の痛みと、頭痛腹痛、冷や汗が出る。熱がとても高い。デング熱やマラリアの感染じゃないかと個人的には思います。」

「わかりました。体を見せてね。」

 

このときはまだ症状が顕著には出ていなかった。デング熱は皮膚に症状が出る。さされた蚊の後が大きくなり、パンパンに手足が腫れ上がる。

 

「これだけでは何とも言えませんね。きつい風邪という事でしょう。安心して、3日すれば治るし、インドからも出国できるよ。」

「とりあえず血液検査をうけましょう。」

 

突き放される感覚とどんどん深刻化していくデング熱

 

(こんなにきついのに、入院できないの?本当に3日で治るの?)

 

色々言いたい事があったけど、もうそんな気力はなかった。ホテルスタッフの人に連れられて血液検査を受ける。これも1時間待ち。もう体力の限界。

 

視界がぼやけて目の前から何も見えなくなってきた。

 

しょうがない、ということで薬をもらってホテルに帰る。

 

帰りのタクシーの道のりで腹痛が一気に押し寄せて漏れそうに。必死にこらえて部屋に戻れた。スタッフに相場とはかけ離れた本当の感謝を混めてチップを渡す。

 

 

この日はもうきつかった。寝る事しか考えなかった。

 

 

まさかこれからもっと大変になるとは、、思ってもいませんでした。

 

(これは2012年5月にデング熱に感染したときの話です。)

 


Leave a Comment

インドの洗礼を浴びる。チェンナイ初日。


スリランカを後にして、インドへ。

2時発、5、6時くらいにはチェンナイに到着予定だったのだけど、早速インドの洗礼。

飛行機が5時間ディレイにより、深夜到着予定に。

 

空港から宿まで車で1時間くらいなので、治安も含めて不安だなーと思いながら飛行機に搭乗。

なぜかクーラーが効かずこのあと乗客が激怒する事態に。。。笑

sAj3dtjXmQki-tH25qF0oMQLrdhe2FCy9FbyegUk_Go
i0OMOLFAM5UG2nxQZ_rk4NLePV94YvDDaU0zJMNT03Q,1YEa9VdFJzjk49ytq8yLsh8kvc6maNaVkEh7boxnR3k

飛行機が出発し、機内食。カレーとビリヤニ。

 

飛行機は2、3時間くらいでチェンナイに到着。チェンナイはインド南東部の地域で、海に近い都市ということでチョイス。

 

 

 

 

 

こんな感じでなんとか空港からホテルまでたどり着く事ができて、ゆっくり就寝。翌日のチェンナイ。

JfjEROtdYudCRcSCOuDC-chbCcfN_wIRbCJlIxGf4DE,BjTX7zEgh9kZrU0jYC_AL_hB0VJ11G9VcIw9sO4z5xI HgFiZ6MRX_3bG44GXbJJlxbhp5wqGyC4PAOawEZRizg,LHLb0R8WRiFxcK4xE9UnZy3Av08Q4HDa1E5lQb4Ag5c なにも無いwww

 

 

ということで、1時間ほど歩いて見つけたレストランに入ってみる。pvO01HI0tYvhGFWxQ6uJcyKE7M3QrJXXApjPkFXZyiY,JD46WpLCKHozt352v9C7JGBA-ydzKW4CeoDI2GdShWg店内もびっくりするくらい簡素。でも、料理は安いし、なかなかうまかった。
d04OErQbRPsFQ1MvQ0G_jkpTZ7vD5P1C5LU5e1YJYRE,8HS9CfWYKGSE6O1EOHaHpPGNv4KFBrz8i9k6U1lkzag ビリヤニは100円。ジュースは20円。ooCATOVO7MPIVS2T-CjGS5YvgdvzBmjHUZlW-wrL3KA,OwXRB4Wr7oXdol687JwNMYZvNHcYCNvC385VbDE3zwg チキンでも120円くらいだったかな。割とちゃんとした店だったのだけれども、とにかくインドは物価が安い。インドよりも安かった。

 

ちなみに屋台の大衆店ではカレー30円〜40円くらいでした。

6pG86t5OC4-Ly29RMfYcs3-TSUb2FCxSmOELuk-qx20,JvJswRJPxmSffTAbkjQ_Uh-g7bldTwctO0g7GkzcFUU飛行機でビリヤニを食べて以来何も食べていなかったので、24時間ぶりの晩ご飯。辛いけどうまい!
c1SiE74p_Zq9r_9Yh2sm8IooAgTsUOM4xQ4PZnUDjYI,LheZFTR3IofwhBQSB3Mipm8FgjObW75l4nUjVVCeFwA 生野菜を食べる文化があることにびっくり。きゅうりもトマトも塩とライムで食べるんだけど、なあなかgoodでした。マトンビリヤニと、ロリポップチキン、チキンの炒め物と一緒に。

 

 

45pikEEksCL1bcuLmAJLAAumNaaUbapEBc_LHxiNhUI,CxghL0KDdtI3x1OnhdHLny-k0KCP1LhXs92y5AQClZA店を出て外は真っ暗。目つきは悪いんだけど、服装はちゃんとしているインド人が一番怪しそうで怖かったです。笑

 

周辺を何時間か歩いてみたのだけれども、本当に何もないチェンナイ郊外初日でした。ああー疲労が溜まる。


Leave a Comment

ありがとうファイザールさん一家。そしてインド・チェンナイへ。


知らない国で、まずその国のご飯を全て楽しんでみたかったら、そこそこ良さげなホテルの朝食ビュッフェはかなりコスパが高いと思う。

 

スリランカの主食は、米文化と小麦文化が混ざっていて、食べ方も無数にある。

 

おかずは基本的にはカレー。ピクルスやサンボル、ヨーグルトを使ったサラダなどが副菜になる。
lHdGC9-QrE7VUm0apzXB269rC4A46WjEdSWUXGs6ReU,cQLTkLOoGrzadJchQFkKaZEvZcty-9qzjgviMIwncUI

 

uNaFmSHydcv2z1Cdc3vK9CwRtLMZaWb4Gvlujcvg_nw,rsiyBtoOHVoCop4o4BRDO5OmDSQiqRBoOLhvFVlfn0E

 

スリランカの朝食で衝撃的だったのが、なんともにぎやかな事だ。

 

右を見ればカラスが僕らのご飯を狙っているし。(ちなみに水を取りにいってる間に一度皿をひっくり返されたw)
TAW47FjdyM8Tce_fnUC8Fo_mdSvIApZyDmg4UQEJga8 なんと左にはリスもえさを狙っている!

6qnq_OnfRSuct7Re-yQKG-xCpwRmz3BtqY2ueCfr01U,I3UEyENonsoECtdcyOcXoaXFMg-T0DsbFmI0LiR2r8Mしかも一匹じゃない。何匹も居る。リスを生で見られるなんてなかなかいい光景だけど。

 

 

最後、ファイザールさんの家に挨拶に行く事に。

 

そしたら、「お昼ご飯用意しておいたよ!」

さっきまでホテルの朝食を食べていたのだけど、断る訳にもいかず。笑

 

 

なんと、ビリヤニを炊いてくれてた!

数日前、車での道中。

「スリランカの結婚式を見に行きたいんですよねー。どういった結婚式ですか?」

「スリランカの結婚式は、500人前のビリヤニをみんなで鍋を囲んで食べるんだよ。よかったら連れて行ってあげるよ。」

 

あいにく、土日を挟んでいなかったため見に行く事は出来なかったけれども、最終日にお母さんが僕の為にビリヤニを炊いていてくれた。
c1PDGpxx9pcOi-8ByWcnaMtFQF3UArGUvbbGG7oVKLg

ieNNTYaWw0FO7yJaUwWRHELVZUR_JLa6yt0_l0bubBg もう分かるよね?食べ方は。

 

 

n0i1gCGWC98i7xk0DY_HdMrp4NyTeP03uNbQ9wemdRg そう、手でぐちゃぐちゃとこねて食べる。ビリヤニもカレーも手で食べた方が100倍うまい。ホテルの朝食でお腹いっぱいだけど、ファイザールさんの家のビリヤニの方がやっぱり美味しかったな。

MlJWDaJyaojlvI_YYMi4mbvmERHIabdlbsTiX5OP4GYみなさんでお見送りに。みんな本当にいい人たちだった。感謝しても感謝しきれないくらい。

 

 

スリランカに入国し、どうしようかなと路頭に迷っていた僕を案内してくれて、こんなにも助けれくれたのは日本人に対する恩返しだと言う。

「日本人にはたくさんお世話になったからね。」

 

自分の国に誇りが持てた一瞬だったし、自分がその一部になっていかなきゃな、と感じた1週間でした。

 

wq7nLXaAHVSZ9BS2PPW2w0tXkMoUscbyKNyNO3wEawcさて。空港に到着。次の目的地は、インド・チェンナイ。

 

すでに空港で飛行機を待つのに、5時間ディレイ笑

 

「インドは好きになる人と嫌いになる人がはっきり分かれるよ。」

 

日本の出国前に僕の友達が言ってた言葉。僕はどっちサイドになるんだろう。

 

 

 

まさか、あんなことになるとは思っても居なかったけれども。。笑


Leave a Comment